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番外編*略奪ハロウィン

※大人編

 今日は十月三十一日! ハロウィン!! お菓子をくれなきゃイタズラする&される最高のイベント!!!

 

「ちぃ~! トリックオアトリート!!」
「はひ、どうぞ」

 

 アパートの玄関前で両手を広げていた俺の手に、ぽん、と、飴玉が乗せられる。
 それから階段を降りて行った千風は、停車していたタクシーに乗り込むと仕事へ向かった。見送りながら冷たい風を受ける俺は飴玉をぎゅっと胸元で握り締める。

 

「っああ~、お菓子貰えた挙句、放置プレイ最っ高」
(マジですか)

 

 歓喜で震える笑顔の俺に冬がドン引きするのが浮かぶが、構わず飴玉を口に入れた。わさび味最っ高!!!

 


* * *

 


「トリックオアトリート」
「は?」

 

 深夜一時過ぎ。
 アパートの玄関前で手を差し出した僕に、仕事帰りの千風=ふぅは眉を顰める。

 

「ちぃがあげたし、もう0時過ぎて終わったでしょ」
「俺は貰ってませんし、寝るまでが十月三十一日です」
「屁理屈ばっか……客から貰ったのならあるわよ」
「この世で一番いりませんね」
「あっそ。じゃ、自分でいらないって言ったんだからハロウィン終了ね」
「屁理屈じゃないですか」

 

 溜め息をつくと『うっさい』と言われながらドアから退かされる。
 だが、鍵の掛かったドアが開かれた瞬間、部屋に入り込んだ。真っ先に向かうのは冷蔵庫。

 

「ちょっ! あっ!?」

 

 目にも止まらぬ速さで冷凍庫からアイスを奪うと和室に逃げ込む。
 突然のことに反応が遅れたふぅも慌てて靴を脱ぐと、バックや客からのプレゼントも捨てて僕に体当たりした。

 

「ちょっ、返してよ! バカ冬ッ!!」
「嫌ですよ。アイスもお菓子なんですから俺のです」
「あたしのよ!」

 

 必死にふぅは手を伸ばすが身長差で届くはずもなく、頭の上でアイスの包装を取るとパクリと食べた。

 

「ん、美味しい」
「あああああっっ!!!」
(冬……そんなにわさび味イヤだったんだ)

 

 悲痛な叫びと的確な答えに構わず、もぐもぐと冷たくて甘いアイスを喉に通す。涙目のふぅは荒狂う闘牛のごとく体当たりを繰り返しては僕の胸板を叩いた。

 

「バッカバカ返してよ! 今日はそのアイスって決めてたの!! 楽しみに帰ってきたの!!!」
「……わかりましたよ」

 

 鼻をグズグズさせている様子に本気で泣いているのがわかる。
 溜め息混じりに頭を撫でながら畳に座ると、隣に座ったふぅに食べかけのアイスを差し出した。ぱっと珍しい笑顔を見せたが、ズボっと大きく胸が開いたドレスの谷間にアイスを差し込む。
 目を点にしたふぅを他所に胸を舐め上げながらパクリとアイスを食べた。

 

「ひゃっ! ちょっ、何すんの!!」
「こうすれば一緒に食べれるでしょ」
「そういう問題じゃ、やっ、冷たい!」

 

 傾いたアイスが肌にベットリと付き、ふぅは動きを止める。
 両手で柔らかい乳房を中央に寄せると、見た目に反して厚い肉壁と熱で溶けたアイスが四方八方に垂れた。ドレスを引っ張れば、ぷっくりと尖った乳首にもかかり、舌舐めずりする。

 

「……最高に美味しそうですね」
「バッ、やめ、ひゃああ!」

 

 しゃぶりつくと、舌先で乳輪とアイスを舐めながら唇で挟んだ乳首を引っ張る。
 嬌声を上げるふぅは嫌々と身体を左右に揺らすが、余計にアイスが付くばかりか畳に落ちてしまった。

 

「もったいないことしないでくださいよ。ほらふぅ、あーん」
「あああぁぁん……そこも違ううぅん!」

 

 真っ赤な顔で頭を横に振るふぅのショーツに拾ったアイスを擦りつけるが、すぐに意味がないほど濡れた。そこでふぅを押し倒すと、ショーツを脱がす。湿った秘部に宛がうのは半分ほど溶けたアイス。

 

「やあぁ……冬やめ……」
「アイス……食べたいんでしょ?」
「ひゃあぁぁぁんっ!」

 

 にっこり微笑むと、秘部にアイスを挿し込んだ。
 ビクビクと身体を激しく揺らしながらもアイスとは違う蜜が零れ、棒部分で秘芽を突きながら胸についたアイスを舐め取る。

 

「あああぁぁ……やめて冬ぅ……もう無理いぃ」
「棒でイけるなんて、ふぅはMですね……ほら、アイス」
「んんっ!」

 

 勝気なんてない、蕩けきった幼馴染に口付ける。
 冷たいアイスを口移しすれば少しだけ口付けが深くなり、舌が伸ばされた。それに自分の舌を絡ませると、棒アイスを奥へとねじ込む。

 

「っ~~~~!!!」

 

 口付けで止めた嬌声の代わりに愛液が吹き出した。
 引っこ抜かれたアイスと蜜で畳はびしょ濡れ。荒い息を吐いていると、頭だけ起こした千風はぼんやりした様子で目を瞬かせた。

 

「はひ……?」
「あ……ちぃ、やっぱ寝てたんだ……アイス、美味しい?」

 

 ふぅで帰宅してきたため寝ているのだとは思ったが、本当だったようで可愛く首を傾げている。すると、“俺”の指摘に自身の胸を見たちぃは笑みを浮かべた。

 

「アイスだあ~!」

 

 寝ぼけているのか、自分で胸を持ち上げると、ついているアイスを舐めだした。小さな舌が肌を舐め、苦手としている乳首もパクリと食んで、ちゅうっと吸い上げている。

 

 その可愛いさとエロさに悶絶すると同時に股間が激しく反応し、ちぃを押し倒すと両脚を持ち上げた。当然アイスが舐め取れなくなったちぃは頬を膨らませたが、少しだけアイスが残っている棒を差し出すと笑みに変わる。熱の篭った息を吐きながら自分のズボンを下ろすと訊ねた。

 

「あと……大きくて美味しいアイスも欲しい?」
「はひ……ちょうだい」

 

 嬉しそうに棒アイスにしゃぶりついたちぃに最高潮まで勃起した肉棒《アイス》を挿入した。

 

「んあぁあっ! ちょ、大きいですうんん!!」
「あはっ、ごめんね。でも大きい方が食べ応えあるでしょ? いっぱいいっぱい食べて」

 冷たさなんてない熱だけの肉棒に締めつけがキツくなるが、ペロペロと棒アイスを食べてる姿に膨張はやまない。さらに高く腰を持ち上げると杭を打つようにねじ込んだ。

「ふあ、やあアアァっ! ら、らめえっ……それ気持ち良い……おかしくなっちゃあ゛あ゛ああぁ!!」

 

 激しすぎる快楽に呂律が回らなくなった千風の可愛さに、俺もまた最奥で絶頂を噴出す。ドロドロに乱れた幼馴染最っ高──。

 

 

 


 以降の連絡は無視、定期確認も扉トントンだけの声すら聞けないのが続いた。
 ハロウィン終わったのに、放置という名のイタズラを続けるちぃはSだなあと悦ぶ俺に、冬は深い溜め息をついた────。

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