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破線サークル
フラワーアレンジメント1

​ 世界を駆ける

   

番外編*拍手小話~a+クリスマス+お正月編~

*過去の拍手お礼SS集

*人気投票*

ヒナタ*拍手ありがとう!
フィーラ*なんだ、いつもと違うな
ベル*今回は特別版ですよ
アウィン*特別?
スティ*ボクらの人気投票……はじまったから
バロン*まあ~いわゆる~宣伝~~?
イズ*清き一票なり~

 

ヒナタ*うむ。全員の番外が終わったこと、もうすぐ一周年が来るのを記念して人気投票を行うことにした
アウィン*贅沢だなー……集まんのかよ?
ヒナタ*そ、それは言わないでくれ!
イズ*楽しみなりね~。一人に永遠入れまくるストーカータイプか、色んなヤツに入れまくる浮気タイプか、愉快犯か
フィーラ*それはお前だ
ベル*熱いメッセージも大歓迎ですよ
スティ*一位……なったら……ヒナさん独り占め
ヒナタ*いやいや、そんなのないぞ!
アウィン*けど、可能性はなくはないよな。優勝したら小話あるって聞いたぜ
バロン*少なくとも男側が一位になったら、ヒナタちゃんとヤれそうだよね
イズ*よっし、王様命令。俺に票を寄越せ
他*おいっ!!!!!
イズ*え~だって、マジの選挙いくより楽だぜ
ベル*そういえば現実世界でも選挙云々言ってますね
フィーラ*この拍手を見ている者なら殆どがあてはまるだろうな
スティ*作者……一度も行ったことないけど…………
全員*……………………

 

ヒナタ*に、日本の未来のために行かねばな……うむ。では最後にアピールしようではないか!
フィーラ*そ、そうだな。まあ、俺は番外からえらくキャラが変わったかもしれないが、根本は変わらない。ただ一途にヒナタを想っている
ヒナタ*え?
ベル*そうですね。 寒い冬から愛する妻を包んでさし上げたいと思います
ヒナタ*おい?
スティ*ヒナさんは……ボクのもの……あげない
ヒナタ*ん?
アウィン*ズカズカ突いてやるよ!
ヒナタ*そう……か?
バロン*今度は甲羅縛りぐらいしようかな
ヒナタ *や……ん?
イズ*よっし、ヒナ取り合戦だ!
ヒナタ*って、それは私への言葉で読者へのアピールじゃないだろ!
ヒナタ以外*よろしくお願いします!

 

ナツキ*あたし達こども組も
イヅキ*よろしく!
魔王*我もな
ユフィ*私達もです


 

*こんなキャラ達ですが良ければご参加お願いします!(ご協力ありがとうございました)


 

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*クリスマス~その後(第三者視点)~*

 


*アズフィロラ編*

 

※プレゼントを息子に再確認するフィーラ

 

「え? 私は『父様のような剣がほしい』って言ったのですが」
「そ、そうか。なら今度、手に合うのを買いにいこう……か」
「はい!」

 

※聞き違いフィーラ一安心。ちなみに妻からの手紙は──

 

 いつも一生懸命なフィーラへ。
 毎日毎日お疲れ。本当に過労死するのではないかと心配ではあるが、それは私が止めればいいだけだな。その時は文句を言わず寄りかかってくれ。いつもありがとう、メリークリスマス。

 

P.S.屋敷の庭掃除をしたいから、二日ほど有給を取ってくれ

※再び危機に面したフィーラだった。


 

*ラガーベルッカ編*

 

※枕元のプレゼントに首を傾げる子供達

 

「ハイスピードボールじゃないですです」
「ふるーちゅない」
「確かにまあ……千よりはすごいですけど」
「おや、パズル貰ったんですね。では、ママも入れて家族で作りましょうか」

 

※微笑むベル、三千ピースのジグゾーパズルを一人ずつプレゼント(セツ=風景、キョウカ=花、ルル=キャラもの)ちなみに妻からの手紙は──

 

 いつも微笑んでいるベルへ。
 団長を辞めても約束を違うことなく国を護ってくれてありがとう。その笑みに力が抜けるのと同時に癒されている。貴様も癒されるために私が出来ることあれば、まあしてやろう。出来る範囲でな。メリークリスマス。

 

P.S.リビングの取っ手が壊れた。直してくれ

 

※専門外なんですけどねーと、悩むベルだった。

 


*カレスティージ編*

 

※夕方、びしょ濡れになって騎舎に帰ってきたスティ

 

「どうしたのよカレっち!?」
「うるさい……パス」
「ちょ、投げな……って、マグローーーー!!?」

 

※一時騒然となった騎舎だった。ちなみに妻からの手紙は──

 

 マイペースなスティへ。
 昔よりも起きてくれていて一緒に過ごせるのがとても嬉しい。ありがとう。でも、サティ達にはあまり無茶を言って迷惑をかけてはダーメだぞ。無茶を言っていいのは私にだけだ。メリークリスマス。

 

P.S.大掃除するからクッションを何点か棄てる覚悟を

 

※選ばなきゃ!と、焦るスティだった。


 

*エジェアウィン編*

 

※サッカーボールに喜ぶアンナ

 

「父ちゃん、あたしいつか巨大なシュートうつからね!」
「巨大なシュートってなんだよ。どこにゴールすんだよ」
「手羽兄の顔面!」
「やめとけ」

 

※全力で止めたアウィン。ちなみに妻からの手紙は──

 

 ヒーローアウィンへ。
 引退しても尚ドラバイドのこと、騎士団のこと、教会のこと、家のこと、たくさんのことに務めるアウィンはカッコいいぞ!
 だが根詰めになってはいかぬから、私といる時は自由にしてくれ。メリークリスマス。

 

P.S.今朝アンナとサッカーをしてたら家の壁にちょっと穴を開けてしまったのを思い出した。すまん

 

※どこにー!!?と、大変焦るアウィンだった。


 

*ヒューゲバロン編*

 

※一枚の紙を見るヒュウガくん

 

「確かに……宰相の座が欲しいと言いましたが」
「間違って~ないでしょ~『一日宰相体験券』~」
「父上の“逃げ”の材料に使われそうでふゆかいです」
「うっわ、我が息子ながら腹立つな~~」

 

※互いに満面笑顔を向けるが、バロンの方が黒かった。ちなみに妻からの手紙は──

 

 ドSバロンへ。
 変わらずポンポンと同じ音しか聞かぬが、貴様が慌てていないということは平和な証拠だと思っている。疲れた時は気晴らしにデートに付き合ってやろう。野外プレイはごめんだが。メリークリスマス。

 

P.S.貴様がいない時に書類整理していたら、おっぱい落書きがあったから、イズの悪戯だと思って捨てた

 

※それメラナイトの報告書ーー!!!と、顔面蒼白となったバロンだった。


 

*イヴァレリズ編*

 

※双子のプレゼントを奪うイズ君

 

「父さん、プレゼントー!」
「や~ん、返してほしけりゃ俺がいうことを実行してこい」
「何すればいいんだ?」
「ヒナのブラとパンツを奪え」
「「…………」」

 

※父の無茶振りに大変困った双子であった。ちなみに妻からの手紙は──

 

 俺様誰様法螺吹き王イズへ。
 毎回×100回、飽きずに外に出て行きよって。あまり他のところに迷惑をかけることをするな。だがまあ、帰ってきてくれるだけでも嬉しいか。私以外の胸を触ったらハリセン刑だからな。メリークリスマス。

 

P.S.今度ユフィのとこにお届け物してくれ

 

※や~ん、パシリ~と、いつものニヤニヤ顔のイズだった。

 


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*お正月*

 一月一日。元旦。
 城の一階ホールには全員が集合し、先頭に立つ私は頭を下げた。

 

「皆様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
『お願いします』

 

 私の挨拶に、向かい側にいた旦那六人、子供九人が一斉に頭を下げる。さすがに十五人も揃ってると圧倒されるなと咳払いし、足で影を数度叩いた。

 

「よっし、では珍し~~~~~~~~く国におります、俺様誰様一応王様イズに一言いただこうか」
「や~ん、ヒナなんでスパッツなんだよ。新年最初のパンっだ!!!」

 

 私の影から顔だけ出した男の頭をハリセンで叩くと、フィーラとアウィンの力で引っこ抜く。影にはスティ、周りにはベルの結界が張ってあり逃げ場なし。溜め息をついたイズは小さく手を挙げ、一言。

 

「今年も頑張ってね」

 

 私のハリセン、フィーラの剣、ベルの拳骨、スティの黒ウサギ、アウィンの足、バロンの手刀が新年早々落ちた。

 

 


「よっし、では毎年恒例『餅つき大会』を開催する! ルールは簡単!! ふっわふわなお餅をついたチームの勝ちだ!!!」
「母様、誰が審査するんですか?」
「無論私だ。ちなみに最下位のチームには全部の臼と杵の片付けをしてもらう」
「うっわ、やだな~」

 

 ホールには臼が三基置かれ、苦笑いするバロンは長い髪をひとまとめにする。フィーラもマントを脱ぐと袖を捲くるが、その表情は何やらお疲れだ。

 

「ただでさえ昨日の大掃除の疲れがあるというのに……相変わらず奇怪で無茶なことをいう」
「私も団長辞めたはずなのに、なぜ『四宝の扉』掃除させられたのか疑問に思います」
「オレなんてその後、教会のステンドグラスまで磨いたんだぜ」
「ヒナさん……チーム分け……どうするんですか? 子供と?」

 

 文句を言う三人とは別に、青の中羽織を脱ぐスティは駆け回るスズナを捕まえる。
 いや、さすがに三歳児のスズナが杵を持てるわけないだろ。スズナも『がんばるー』じゃないぞ。可愛い子め。
 咳払いすると、発表するかのように大声を上げた。

 

「もちろん子供達は危ないから旦那達でペアを組んでもらう。まず、フィーラとイズ!」
「異議あり!!!」
「や~ん。ヒナのおっぱいのようなモッチモチをつくぜ☆」
「次、ベルとスティ!」
「「…………」」
「そして、アウィンとバロン!」
「うっし、やるかー」
「あ~あ、疲れるな~」

 

 様々な反応(殆ど悪い)に構わず私も袖を捲くると、ぬるま湯についた。

 

「私はアウィンとバロンにつく。フィーラとイズにはジェビィさん、ベルとスティには義弟だ」
「叩かれそうで怖いわね」
「この二人なんて嫌っス! なんのイジメっスか!?」

 

 こちらも反応様々だが構わずスタート。子供達のために美味しい餅をつくのだ!


 

*フィーラ&イズ*

 

「なぜお前と組まねばならない!?」
「俺さ、掛け声は『おっぱーい』がいいと思うんだけど、どう思う?」
「あいかわらず人の話を聞かない王様ですね……」
「父さん、ここは『にっわとりー』じゃない?」
「いや、カッコよく母さんの名前だって。『ヒッナッター』って」
「どうでもいいから、早くはじめてちょうだい」

 


*ベル&スティ*

「はあ、新年早々ウサギと組む羽目になるとは、最悪な一年になりそうですね」
「それ……ボクの台詞」
(この二人が上手く組めるはずないじゃないっスか!!!)
「でも……優勝したら好きな餅料理を作るって……ママが言ってましたよ」
「ル~ルはあんこもちがいい~」
「しかも今夜一緒に過ごすとも言ってたですです」
「はーはとふたりっきりー」
「…………なるほど、餅には興味ありませんが最高の賞品ですね」
「お餅を最高級について……優勝して……ラガー様消して……ヒナさんと二人っきり!」
(ああ、変なとこで意気投合しちゃったス……互いを潰し合うことしか考えてないっスけど)

 


*アウィン&バロン*

 

「おいっちにー」
「さんし~~」
「さすがに息がピッタリだな」
「ギックリ腰きそうですよね、父上」
「おおー。ヒュウ兄、悪い顔してるねー」


 

 そんな和やか(?)にはじまった餅つき大会。
 そう、餅つき大会だったはずだ。なのに、つきはじめて数分後には──


 

*フィーラ&イズ*

 

「あんこ餅! きなこ餅! ピーナッツバター! チョコレート! ぜんざい! おっぱい!」
「イズ、賞品が目当てで参加したのね。あらあら、アズちゃん。全然つけてないけど大丈夫?」
「は、吐き気が……」

 

 イズがとても楽しそうで、フィーラが想像だけで死んでいる。そしてジェビィさんもツっくんにぬるま湯をしてもらっている。せこい。


 

*ベル&スティ*

 

「とっととっ、くたばりっ、なさいっ、このっ、ウサギっ!」
「おっさんがっ、くたばれっ!」
「もう嫌っス~~!!!」

 

 大人気ない二人の猛スピード連打が行われているな。あとで義弟に野菜ジュースでもプレゼントしよう。

 


*アウィン&バロン*

 

「ヒューゲ、なに座ってんだよ! 餅が冷えんだろ!!」
「いや……角度的に腰にくるって……ヒュウガくんタッチ」
「お断りします」
「でたっ!ヒュウ兄の『ノーサンキュ笑顔』!!」

 


 椅子に座ってばかりの仕事はいかんな。そしてヒュウガの技名はなんなんだ。

 そんなこんなで変な戦いを繰り広げた十分後。
 

 出来上がった餅の結果はフィーラ&イズは断片的に柔らかい、ベル&スティは途中で臼を破壊、アウィン&バロンは置き時間が長く冷えてしまって少々硬い。
 一応優勝はフィーラ&イズになり、最下位は言わずもがなのベル&スティ。

 

 ともかく餅つきすら静かに出来ないことが判明。
 来年は相手を代えるか、子供達にしてもらおうと思う。ま、結局最後はみんなで美味しく食べれて良いのだがな。

 そんな私の心とは裏腹に『四宝の扉』近くや城内では『新年の城に響く雄叫び』と呼ばれる噂が立った。なんだそれ?
 

 まあ今年もよろしくな!!

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